見知らぬ誰かの人生に興味はありますか?
どうも、カレーにご執心中の終わりかけの女子大生です。
ここ数ヶ月、カレーにハマっております。
それも「スパイスカレー」。
今日も朝からあまり体調がすぐれなかったので、お腹にスパイスカレーを注入しました!
医食同源って言いますもんね!(違う)
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そんな私は昨日のあの番組を見逃していない。
「情熱大陸」、昨日は大久保で今話題のスパイスカレー屋「魯珈」を一人で切り盛りする若き女性店主の密着取材。
彼女は、スパイスが本当に好きなようで、
「このスパイスは男らしい感じがします」とか「スパイスが入り混じっているのをみるとかわいいなと思います」と語っていて、
何かに対して、理論とか抜きに心から夢中になれるのってとても素敵だなと感じた。
このお店は今の時点で3時間待ちになるほどの人気店。
それでも彼女は自分の作るカレーに満足することはない。
人気になるということは、客観的な評価をたくさん得られていると言い換えられるけど、彼女はあくまでも主観的な理想を追い求めている。
さらなる理想のカレーを求めて、原点であるインドに研究しに行く場面や、
日本で今話題のカレー屋に実際に足を運んで食べて、
新たな味や技を掴みに行くシーンも映し出されていた。
そして自分で掴みに行っては、自分のカレーに足りないもの、自分がカレー作りで最近おろそかにしていたことをあぶり出して、それをまたカレー作りで体現して、を繰り返していた。
この店主の密着取材を見ていて、番組に非常に引き込まれている自分に気がついた。
この番組を見なければ、存在を知ることもなかったかもしれない彼女と今回こうして接点を持った。
いわば完全な他者である人間の考えや生き様を知ることの楽しさと言ったらない。
自分は「何かのきっかけがなければ出会わなかったかもしれない誰か」を
深く知ることに惹かれるのだと認識した瞬間だった。
私はここ最近、人のことを簡単に決めつけないように気をつけている。
人間は他者を自分の都合のいいように、考えやすいように判断しがちだと
つくづく思う。
テレビに出ている人間の一つの発言から、「こいつはこういう人間なんだ」
と容易に解釈したり、自分の身の回りの人に対してもいとも簡単に人格を決めつける。
特に有名な人ほど多くの決めつけを喰らうだろう。
最近でいえば、SNSなどでよく炎上する人もその一例だ。
でもそういう人が編み出す言葉だったり、行動だったりを多面的に見てみると、
「案外面白いじゃん」「こんな考え方を持っているから、あんな発言をしたのね」
と見方が変わることも多々ある。
こういう考えのもと、私が最近気に入っているウェブメディアがある。
それが「R25の世代」だ。
色んなジャンルの有名人に、かなりフランクなインタビュー形式で切り込んでいる。
私が気に入っているポイントとして、
・フランクさ
・ユーモアがある
・長いインタビュー記事なのに対談形式で書かれていて全然飽きずに最後まで読んでしまう
・世間で思われているその人とは違う一面を掘り出そうという姿勢が見える
この4点だ。
しかも記事を書いているライターは、専門の記者やライターではなく、様々なバックグラウンド(職業)を持っている人たちのようだ。
そういった人たちを「育成する」取り組みにも力を入れているようで、
講座を開いたり賞をつくったりしているそう。
私も大いに検討したい。
他人と関わらなくても生きていけるこの時代、
他人のことを知ろうとする心が必要なのではないだろうか。